鹿島戦をメインに振り返ります

国立での鹿島戦、0−4になったところで席を立ちました。


試合が終わっていないのに席を立つのは、2−0から2−6にされたいつぞやのアウェーのガンバ戦以来です。


不甲斐なさに腹が立ったとか、戦う気持ちが見えないとかそういう事ではなく、目の前で起こっていることがあまりにも厳しい現実で正直耐えられなくなってしまった、というのが本当のところです。


仕事が思いのほか早く抜けられたので、後半開始からかな〜と思っていたところが前半35分ごろに国立に到着できる見込みになりました。新宿駅総武線を待っている間に経過をチェックするとまさかの前半10分で0−2。鹿島相手にこのスコアはまずいな・・・と正直思いました。


しかしスタジアムについてまずは客の入りに驚きました。あいにくの雨にもかかわらず、バックスタンドの上層が一部開放されているではないですか。やはり4連勝してると盛り上がるな〜と。試合も1点取って1−2になれば何が起こるかわからない、そんな雰囲気が漂う試合内容。できることなら前半のうちに1点返せれば・・・と思っていたけどそれはかなわず後半戦へ。


後半頭から加賀に代えて平山を投入。完全に点を取りに行く布陣。


ここでいくつかの試合の展開が予想できるわけです。


早い時間に1点取れればそのまま逆転までもっていけそうな気もしたし、最悪のシナリオとしては試合巧者の鹿島にしっかり守られてミスやカウンターから失点、大勢がついたあとにようやく1点返す・・・的なパターンか。


結果はご存じのとおり最悪なものになってしまいました。


東京というチームは伝統的に大一番に弱いチームです。これは観戦歴の長短にかかわらず誰もが認めるところだと思います。


でも今回に関していえば自分の中では、いやスタジアムに足を運んだ人、何らかの事情があってテレビで観戦の人、携帯速報が頼りの人も大多数の人は、「もしかしたら、いや今度こそ、たとえ鹿島が相手であろうと」今の東京ならいけるんじゃないかと思っていたと思うのです。


しかしそれを無残に打ち砕かれてしまった今回の試合。0−1ならまだしも1−4。


選手たちは闘っていたし、内容的にも悪くなかった。でもそれでも鹿島にここまでやられてしまうのか。


そんなわけでその場に居続けることが耐えられなくなってしまった、そんな試合でした。どういう理由があるにせよ、試合が終わる前に席を立つのはサポーター失格だ!と言われる方もいると思いますが・・・。


この結果を受けて優勝はおろかACL圏内もかなり厳しいものになってきました。


悲観はしていないです。ただ選手たちにとってもショッキングであったであろうこの試合の後、来週の天皇杯も含めて今後のリーグ戦どんな戦い方をしていくのか見たいと思います。


これでズルズル行くようならまだまだ阿久根社長の目指す「自立」とは程遠い甘ったれのチームだということでしょうし、監督交代も現実味を帯びてくるでしょう。


でも今の東京ならまだまだ戦ってくれるはず、そう信じています。