磐田戦 

ついに勝った!5年ぶりに、昇格した年の初対戦以来ついにあのジュビロ磐田に勝った!!


今までジュビロがどんなにメンバーが欠けていても勝てなかった。けど今年の東京はやっぱり違った。


ゴール裏もいつもとは雰囲気が違った。首位をキープするためには負けられない。


相手は相性最悪のジュビロ。でも首位をキープするには勝つしかなかった。


試合前ゴール裏向けに「アジア日本の恥ジュビロに俺達がトドメを!!」の弾幕が出た。ACL敗退濃厚なジュビロをここで一気に叩こうという事だ。ユルネバの手拍子バージョンも試合前にみんなで練習。あとは試合を待つだけになった。


試合前の選手紹介。ジュビロの紹介の時にはものすごいブーイング。音量的にもものすごい。ユルネバもいつもより力強い。試合中の応援もいつもならだんだん声量が弱まるけど昨日は違った。ゴール裏はひとつになっていた。


何度もチャンスを作るも前半は0−0で終了。


後半は逆にジュビロに決定機を何度も作られる。「また負けるのか?」と思わなかったと言えば嘘になる。だがしかし、昨日の東京は絶対に勝つ、そんな気がしていた。根拠は特にない。でも今日のスタジアムの雰囲気、ゴール裏の熱気、それを感じていた僕は「絶対にあきらめない。サポーターが勝利のイメージを捨ててしまったら絶対に勝てない」と思っていた。


試合も残り5分。中央の梶山から左サイドに走りこんできた今野にパスが渡る。


今野がボールを受けた途端、ルーカスと祐介が一気にゴールに向かう。


二人の動きにジュビロのDFが引っ張られる。


ぽっかり開いたスペースに今野からパスが出る。


走りこんできた栗澤。


見事に押さえの利いたシュートがヨシカツの飛んだ先を一瞬早く通り過ぎ、ネットに突き刺さる。


狂喜乱舞するゴール裏、いやスタジアム。


いつもより飛びまくっているヒロミ。


残りの時間を耐え、ついにつかんだ歴史的とも言える勝利。この勝利は東京の進むべき道を塞いでいた大きな壁を打ち破った大きな勝利ではないだろうか。