阪神大震災から11年

当時神戸には知り合いがいて、安否を確かめようとしても連絡がとれない。テレビに表示される情報を一生懸命みたものだ。結果的には無事で事なきを得たが、今でも神戸の街には戻れていない。当時いろんな建物が崩壊したが、ここでも耐震強度偽造事件にリンクする事があったらしい。今日ラジオに出演していた「防災システム研究所」の山村所長によれば、耐震強度の基準が改正されたのが1981年。しかし阪神大震災で倒壊した建物の中には、基準の改正以降に建てられたものも多くあったらしい。その理由を確かめようと震災の後現場を訪れたところ、早急に片付けられていたとか。つまりこの時も耐震強度に満たない建物が多く建てられていて、その建物が崩壊したことにより、命を落とした人も多くいたということも考えられる・・・というより実際そういう建物はあったはずだ。しかしこの時は「天災」という言葉ですべてが終わってしまった。もしこの時にきっちり調査をしていれば今回の事件は起こらなかったかもしれない。