アレッシャンドレ・ガーロ

ナビスコで負けたせいで、一部ではまた「辞めろ」発言も出る今日この頃。あのジュビロに(ジュビロの出来が悪かったとはいえ)3−1で快勝したにもかかわらず、一回負けるとこの言われよう。監督ってつらいもんだ。


先日WBCで世界一に輝いた日本代表。その日本代表を率いたのは王監督福岡ソフトバンクホークスの監督でもある。


その王監督がまだ当時のダイエーホークスを率いていた頃、何年か成績が悪いことが続き、外野席スタンドには、「王よ頼むからヤメてくれ」のどでかい横断幕が踊り、卵を投げつけられた時もあった。世界のホームラン王が、数々の栄誉を手にし、人々に感動を与え続けてきた王監督が、そんな扱いを受けていた。


数年後、ホークスはパリーグ優勝、日本一を成し遂げる。そして今年、王監督は日本代表を率いて、世界の頂点に立った。


あの時横断幕を書いた奴、卵を投げた奴、「辞めろ!!」と罵声を浴びせた奴らは今はどんな顔で胴上げされる王監督を眺めているのだろうか?


で、ガーロである。リーグ戦3勝2敗2分、勝ち点11。ナビスコも含めると3勝4敗2分。成績的にはやや物足りないが、「監督不適」のレッテルを貼るのはいささか時期尚早というものではないだろうか??


今は新しい東京の創世記。俺は今から生まれてくるであろう今まで見たことのないFC東京を心待ちにして、週末は味スタに行くことにしよう。