日本代表とワールドカップ

正直、クロアチアに引き分けた時点でもう決勝トーナメント出場の道は絶たれたと思った。


いや、今でもその思いは変わらないかもしれない。でも今日車の中でラジオのサッカー特番を聞いていて改めて認識したのだけど、日本がワールドカップに出場したのってたった8年前のことなんだよね。しかも予選を戦って出場を果たしたのは今回がまだ2回目だ。


今でこそワールドカップって国民的関心事になってるけど、あの頃はそこまでは関心を集めていたとは言えまい。フランス大会の後日韓共催大会で一気に国民の関心が高まったのではないか。そしてそれは「出場して当たり前」、さらには「グループリーグ突破も当たり前」というような勘違いにも似た雰囲気になっていったような気がする。よくよく考えたらワールドカップって世界中の国の中で32カ国しか出場できないわけで、そのうちのひとつに入っていることすら誇るべきことなのに、日本人の多くは、もちろん自分を含めそれを忘れてしまっている気がする。


確かにグループリーグ突破はほぼ絶望的な状況だけど、そんな中でも世界中が注目する中で試合が出来る、ましてや相手は王者ブラジル。この状況だけでも誇るべきことではないのだろうか。


さて、奇跡は起こるのか。


奇跡が起きようが起きまいが、王者相手に日本が見せるサッカーを楽しみたい。