下田へ

中山で相方と合流して横浜駅へ。「まずは駅弁を・・・」と思い、売店でいろいろ見ているとひとり中華弁当というのを買っていた人がいた。中身を見たらおいしそうだったので、「僕も中華弁当で」と言うと売店のおばちゃんが「アラ〜、今ので売り切れちゃったわ〜」だと。チッ。紙一重とはまさにこのこと。なにげなく選んだくせに、いざ食べれないとなると妙に悔しくなるのはなぜだろうか。仕方がないので他の弁当を買ってホームに上がったら、ホームの売店で思いっきり売ってるじゃねーか。売店のおばちゃんよぉ、「上の売店にまだあるかもよ?」とか、気の利いたアドバイスのひとつやふたつくれたっていいんじゃないかい??さらに悔しさ倍増となる。


行きは特急踊り子号。席が車両のドアのすぐそばだったので、開いたり閉まったりで最初は落ち着かなかったけど、熱海を過ぎたころから寝て、起きたらもう下田の手前だった。


下田の駅を下りても、まだ雨は降り出していなかった。泊まるホテルは碁石浜というところにあって、駅からはかなり距離がある。ホテルに電話して行きかた聞いたら、1日に1本しかないバス(!)か、タクシーとのこと。バスの時間まで1時間ちょっとあったので、駅のそばにある寝姿山ロープウェイに乗って、山の上まで登ってみることにした。


寝姿山という名前の由来は、「地上から見ると山の形が女性が横たわっている姿に見えるから」らしいのですが、正直よくわからん。


ロープウェイは3分ほどで山に到着。山の上からは下田市内や、港を一望できる。天気がよければ、伊豆七島も見えるのだけど、あいにくの曇り空でそこまでは見えなかった。


山の上は自然公園になっていて、縁結びの社とかもあった。他の人が書いた絵馬を読むと、欲張った願いが多くて笑える。


「いい出会いがありますように。健康で過ごせますように。あと金運も。」


どれだけ欲張りなのか。しかも金運なんて縁結びとは無縁じゃないか。


ひとしきり見た後、雨が降り始めた。ロープウェイで駅に戻り、バスに乗ってホテルに向かう。1日1本しかないだけあって、乗客は自分たち二人とあと途中で乗って途中で降りたひとりだけ。碁石浜のバス停で降り、坂道を登ってホテルに到着。部屋も海側向きだったけど、天気のせいであまりよくは見えず。天気がよければ、それなりに綺麗なはず。


夕食は和食。漁師鍋とお刺身とお肉が出た。味はなかなか。けっこうおなかいっぱいになった。洋食もおいしそうだったな。食事に来ていた人数もそれなりにいたので、オフシーズンにしてはそこそこ宿泊客がいたのだろう。


ここのホテルはお風呂も貸切制。あらかじめ時間を決めておいてその時間内に入るというシステム。風呂は檜風呂でけっこう広くて気持ちよかった。ちゃんと温泉だし。あの広さなら家族連れで来ても十分な広さだろう。


お風呂上がって、部屋でつまみ食べながら飲んでいたらいつの間にか寝てしまったらしい・・・。