今日のスポーツ紙

定期購読しているトーチュウももちろんのこと、他のスポーツ紙も見事に1面が浦和だった。いや、あそこまでいくとある意味すごいよ。


これで日本サッカーに対して関心が高まればうれしいことだけど、「日本サッカー=浦和レッズ」という図式になってしまうのは防がねばならん。レッズだってライバルチームがいないとつまらないだろうww。


東京がナビスコで優勝したとき、浦和との戦いはこれからも激しい一戦になると思ったし、東京vs浦和という対戦カードはJリーグを代表するような対戦になると思ったんだけど(事実世界のダービーベスト10に選ばれたとか選ばれなかったとか)、ナビスコ優勝後の東京の低調ぶりはご存知の通り。レッズにもナビスコでの勝利以来勝ち星がない。ついに今年でまる3年勝利していないことになってしまった。


レッズが2002年にナビスコで決勝に進出し、2003年ナビスコ優勝で初タイトル、2004年に2ndステージを制してチャンピオンシップでは敗れたものの、年間勝ち点では1位だったように順調に強豪への道を歩んでいったのと比べると・・・ね。毎年終盤で巻き返し「来年こそは」と思うけど、開幕してみればしばらくは降格の可能性もちらつく試合を続け、終盤になるとようやく降格におびえることなく「残留できてよかったね」というような会話を仲間と交わし・・・。


こういうこと言ってると「じゃぁレッズ応援すれば?」という人がいそうだけど、それはありえない話。特定のチームを応援し続けている以上、そのチームが優勝することを願うのは当然だし、たとえ不甲斐ないシーズンを送ったとしてもそれはそれ。ただ、そういういつまでたっても期待を裏切り続けるシーズンを続ければ、必然的にサポーター(観客)は減っていくだろうと。主力選手の移籍が多くなってもおかしくない。観客が減る、ソシオが減るということはクラブの収入が減る。主力が移籍するということは戦力もダウンする。ダウンしたから補強をしたくても資金的に厳しくなってくる。


こういう負のループにはまってしまうとなかなか浮上するのは難しい。今の東京はまだそこまでいっていないとは思う。観客動員数も浦和、新潟に比べればだいぶ差は出るけど動員数リーグ3位。スポンサーがなかなか見つからないということもない。資金力でいっても決して裕福ではないが恵まれていないわけでもない。失敗には終わったがワンチョペに月収1千万払えていたぐらいの資金力はある。


逆に言えば今のうちに土台を作っておかないとあとは崩れていくだけ。ここ3年間は停滞した。もうそろそろなにか「結果」をサポーターが求めても時期尚早とは思わない。


来年はクラブ創設10周年。どんなクラブにも苦しい時期はある。東京にとってはここ3年がそういう時期だったんだとあとで思えるような、そんな戦いをしてほしい。天皇杯もせめて鳥栖には勝て。