午前中は動物病院へ

ししまるの容態はさらに悪化していた。


1週間に1度のペースで病院には行っているのだが、脱水症状および貧血の度合いはさらに悪化しているそうで、今日はとうとう「もう長くない」と宣告された。


赤血球が変形しているのは知っていたが、いろんな薬を投与しても改善が見られないためいまだ原因はわからずじまい。外部機関に血液検査を依頼すれば原因もはっきりするだろうが今までの治療で改善しないので深刻な病気であることだけは間違いないとのこと。具体的には猫エイズか骨髄の異常・・・。原因がはっきりしたとしても根治は難しい。ほぼ延命措置に近いような治療しかできないみたいだ。


ほんの3週間前まで元気に走り回っていたししまるが、あっという間に食事も取らず、水も飲まず、ついにはまともに歩けなくなり・・・。そんな姿を何もできずにただ見ているのは本当に辛い。あまりにも無力。


家族の一員である猫一匹救えないなんてあまりにも人は無力。


生きている限り必ず死は訪れるものだが、まだまだ生きれるはず。そう思うと悔しくて仕方ない。まだあきらめたわけじゃないけど、別れの時間が迫っているんだとすれば、その瞬間が訪れるまでやってあげられることをやってあげるしか今は出来ることがないような気もします。