みんみんタクシー

FC東京3−2福岡×


試合は92分30秒まで「来季に希望が持てない」展開だったけど、ナオの起死回生ゴールで息を吹き返した東京が大逆転勝ち。今日はメインスタンドのSA指定で見ていたんだけど、後半終了間際に席を立つ人も結構いたからね。


3−1としてから1点取られてあわや同点かと思わせる場面を作るのはまぁ仕様っちゃ仕様だけど来季に向けての課題でしょうね。


内容はどうあれトーナメントでは勝つのがすべてだから次に進めたことはよかった。相手は90分で戦いを終えた鹿島。ACLをかけて戦ってくるからガチンコですね。気持ちで負けないようにしたい。


さて、タイトルのみんみんタクシー。


シャトルバスの台数などを見れば埼玉県サッカー協会の運営の酷さがわかるが、酷いのは運営だけではなく地元のタクシーも一緒。


というわけでここからはタクシー会社の悪口になります(笑)。


渋谷から高崎線直通の湘南新宿ラインに乗車。グリーン車に乗ると偶然ぽーちど君とうっちーが乗っていて図らずも合流。


熊谷につき、シャトルバスの行列の長さに唖然とする。バス停付近で一度折り返し、その区画をぐるっと取り囲むように続いている。道沿いの飲食店のスタッフが「これは何事か」という目で見ていた。行列の長さに対して明らかにバスの台数が足りないのはすぐ分かったので、とりあえずタクシーで行くことにして、駅ナカで昼ごはんを食べる。


再びタクシー乗り場に行くと、バス待ちの行列はさらに伸び、試合開始に間に合わないんじゃないか、とさえ思った。


で、タクシーが来たので3人で乗車。「熊谷競技場まで」と告げると「ラグビー場ですね?」と返ってくる。はて・・・、ラグビー場も兼ねているのか?


「いや、陸上競技場です」と告げてタクシーは走り出す。どうやら今日サッカーの試合があることすら認識していないようだ。


しばらくすると助手席に乗っていたぽーちど君が全国B級グルメの本を車内で見つけて読み始める。


「本に載ってるものとかって、意外に食べてみたらそんなでもないってことあるよね」的な話をしていたら運転手ものってきて、「僕は趣味でバイクでよく食べ歩きをするんですが、栃木のみんみんに餃子を食べに行きましたけど、『それほどでもないなぁ〜』と思いましたよ」と言う。


が、ぽーちど君は栃木県出身で、「みんみんですか?おいしいですよ。」と反論。プライドオブ栃木。


以下会話と車内の雰囲気の流れ。


運:「あ、行かれたことあるんですか?」

ぽ:「いや、僕栃木出身なんでよく行ってましたけどうまいですよ」

(運転手、やっちまった的雰囲気)

運:「じゃあ僕が行ったお店が悪かったんですかね?」

ぽ:「いや、味はどこも一緒です」

運:「じゃあ僕が行った時はたまたま調子が悪かったのかなぁ(汗)」

ぽ:「そんなことはないと思いますけど」

これで運転手焦ったのか、道路看板で「熊谷文化公園」という案内とは別の道を走りだす。


前を走っていたタクシーも車もみんなそっちの方に曲がっていくのになぜか別方向に。


この運転手、怪しいな・・・。


その証拠にいくら走っても公園らしき施設は見えてこない。


やはり道を間違えたらしく、途中でいきなり鋭角に曲がる。しまいには途中でメーターを止めた。


「すみません、道間違えてしまいました」と素直に言えばいいのにそれすら言わずずいぶん遠回りして競技場に到着。なんとかキックオフには間に合ったけどさ。


帰りもバスがなかなか来ないのは想像できたので、降りるときにタクシー会社の番号の紙をもらっておく。


で、帰り。


もらった番号に電話すると、こっちは迎車を頼んでいるのに「タクシー乗り場に行ってくれ」の1点張り。当然タクシー乗り場も長蛇の列。こっちは早く帰りたいから頼んでいるのに・・・。


なので一度競技場の外に出てからもう一度電話する。今度は「今は車が出せない」と言うので頭に来て「俺は来る時もお宅のタクシーに乗って、帰りも呼びたいからカードをもらった。お宅の運転手も『電話もらえれば行きますから』って言ってたから電話してるのに、来れないってのはどういうことだ」と半ばキレる。


おまけに今いる場所も「ラグビー場駐車場の第3駐車場」と言っているのに「どこだかわからない」と言いやがる。仕方がないのでそこではあきらめ、さらに歩いて大通りに出てコンビニでタクシーを呼んだらやっと来た。


帰りは仲間5人だったので2台呼んだ。一緒に駅方向に歩いていたサポーターの子が2人いたのでどうせ2台呼ぶなら、ってことで相乗りで帰ることに。


するとぽーちど君が乗った方は行きとおんなじ運転手だったらしい(笑)。


みんみんの悪口を言われ、道まで間違われたので頭に来ていたんだろう。


運:「どこまで行きますか」

ぽ:「駅に決まってるでしょ。他にどこに行くんだよ」

運:「ですよね・・・。」


しかしバスを待っていた人たちは2時間、長い人で3時間待った人もいるとかいないとか。


サッカー協会には何らかの意見を言っておくべきですよ。


埼玉県サッカー協会は2004年の埼玉スタジアムで行われた天皇杯でもアウェースタンドを東京側に全て解放しないでパンクした過去もあります。おまけに入りきれない人を別スタンドに案内したのは後半の途中でした。


正田醤油スタジアム群馬県サッカー協会の運営も酷かったけど、今回の運営もそれ以上に酷かったね。


でも来季J2ではこんなことも多々あるのかもね〜。


結局試合終了から熊谷駅にたどり着くまで約2時間。延長に入ったせいもあるけど、予約していたいくどんには予約より大幅に遅れて到着。


そしてなぜか隣のテーブルには山形のユニを着た方々がずらりと勢揃い。


「なぜ山形がここに!?」と聞くと、山形出身の在京組で集まって応援に行った帰りだったらしい。で、お店のスタッフから「隣は東京サポの方々の予約ですよ」と聞いて、「ならば正装で」ということでユニを着込んでいたらしい。


軽くエール交換もできたし、こういう他サポとの交流もいいもんだね。