3rd album 「Z 【zetto】」

このアルバムからdsがS・A・Bから愁にメンバーチェンジ。

収録曲は
1,Z
2,TRUTH
3,DEEP WIZARD
4,CONFESSION
5,PLANET
6,IRA IRA
7,PETER Ⅵ
8,SO MANY
9,SEA OF YOUR EYES
10,D.BOUND
11,VIOLENT BLAZE

まず、愁に変わってドラムの音が軽くなった感じ。曲は全体的にポップで「メタル」とは分類できない感じ。昔のAIONからすると丸くなった、おとなしくなったと感じたファンも多かったんじゃないかと思う。実際某音楽雑誌では「愁のドラムが噛み合ってない」みたいな批評をされていたらしい。個人的にはこのアルバム1枚で聞く分には十分いいアルバムだと思う。ただ音は軽め。

1曲目の「Z」はインスト。2曲目の「TRUTH」は曲の最後にギターソロがあってそのままフェードアウトというめずらしい?曲。3曲目の「DEEP WIZARD」はわりとハードなナンバー。「CONFESSION」、「PLANET」はかなりポップ。ギターのIZUMIはハードなナンバー、ベースのDEANはポップな曲を書くイメージがあったんだけど、このアルバムではIZUMI作曲のナンバーの中にもかなりポップなものが多い。作曲クレジットを見ないで聞くと「これはDEANの曲かな?」と思っても、IZUMIだったってことが多いアルバムだった。

6曲目の「IRA IRA」はギターソロのメロディーが良くて気にいってる。かなり速いけど。7曲目はIZUMIのお決まりのインスト。これもかなりメロディアスな感じに仕上がってます。

8曲目の「SO MANY」は数あるAIONの曲の中でも5本の指に入るくらいのお気に入り。DEAN作曲でポップというか俗に言う「いい曲」。完全にメタルバンドとは思えないが。歌詞もよくて落ち込んだときにはよくこの曲を聞いてたし、今でも聞くね。


「誰にでもありふれた罠に嵌まることあるはずさ。強くても弱くても同じ出来ることあるはずさ。」


この部分に何度助けられたか分からない。いい曲や。

9曲目以降は激しいというかテンポの速い曲が多くて、「SAE OF YOUR EYES」は8分30秒を越える大作(?)。10曲目の「D.BOUND」は、いまのAIONの自主制作レーベルが「DEATHRASH BOUND」となっているように、そういったイメージで作られていたのかも。最後の「VIOLENT BLAZE」も結構速い。前半はポップ、後半はロックしてるって感じかな。そして「愁のドラムが噛み合った」4th albumへと続くのでありました。


ライブまであと2週間。ワールドカップ並みに楽しみだ。