半分憂鬱、半分期待

自分が勤めている会社は、全国に同じような会社が点在しているのだけど(グループ企業なので)、明日は他の販売会社から何人か研修というか視察というかやってくる。うちの会社で先行的に導入した新システムの見学というか調査というかまぁそんな目的でやってくるらしい。


で、そのやってくる販売会社というのが全国でも売上指数がトップクラスの会社で、うちの会社なんて少し前までは目標にしていた会社なんだけれども(今は現実的に考えれば追いつくのはしばらく難しい)、そこの取締役が明日俺と同行するのだ。失礼があっちゃいけないけど、こっちは見学させてやってる身だからな(笑)。とまぁ冗談はさておき、当然偉い人なわけで多少緊張とかはあるんだけど、普段ではなかなか聞けない話も聞けそうなのでそれが楽しみではある。全国的にもトップクラスの会社ってどういったことをやっているのかとか、うちの会社と大きく違うところはどこなのか、とか。


ただ、うちの会社の上司ってさ、すぐ真似ようとするんだよね。


もちろん真似るのが悪いことではないんだけど・・・いやむしろいい部分はどんどん吸収すべきだし、非常にいいことではあるんだけど、結局方法論って会社の風土というか地盤があって初めて成立したりするもんだと思うんだ。


今日の新聞で郵便局がトヨタ式のなんかを導入してなんたらかんたらと書いてあったけど、当然民間のトヨタとほぼお役所の郵便局ではもともとの組織そのものが異なるわけで、トヨタ式を導入したからって飛躍的に何かがよくなることってありえないんだよね。うちの会社もそれと同じで、いろいろやりたがるけど根本的なものをないがしろにしてる部分があって、現場からすると「なに夢物語騙ってんだボケが」的な雰囲気なんだよね。むしろ空回りっつうか滑稽にさえ見える。自分も会社の中であるセクションは任されてるから色々考えるけどやっぱり人というか雰囲気とか風土から変えていかないと何も変わらない。変わったように見えても一過性のものに過ぎない。リーダーとしての役割を任されてから5年くらい経つけど、最近ようやくそれが分かってきたと同時に、結果も少しづつ出始めた。自分の目指す最低ラインにすら届いてないけどいい兆候が現れつつあるのを感じたときはやはり多少は達成感のようなものがあるよな。まぁそこで気を抜いてしまうとまた元に戻っちゃうから踏ん張りどころではあるんだけど。


方法論をあれこれ語るより、まずは土台から。それができないんだったらダメよね。


というものをあれこれ自分の周りのものに当てはめてみると・・・。


う〜ん、いろいろ考え時かもね。